神秘のワイン:ラ・キュベ・ミティークの魅力

ラ・キュベ・ミティーク
ラ・キュベ・ミティーク

『ラ・キュベ・ミティーク』とは、『神秘のワイン』を意味するのだそうです。 

南仏ラングドック地方に、幾人かのワイン生産者たちが集まり、情熱と努力でこのワインを作りあげたのだそうですが、このワインの誕生に際し、何か神秘的な自然の力を感じたことから、この名前が付けられたとのことです。 


ちなみに、ラ・キュベ・ミティークは、南仏ラングドック地方の生産農家約2,500軒の中から優れた10軒のワインだけを厳選して絶妙なバランスでブレンドしています。 

クオリティが保てない年は発売を見送ってまでワインの味に徹底的にこだわっているのだそうです。 

神秘的なワインということなのですが、価格的には神秘的で極上というよりも現実的でお手頃な感じで手に入れることができて飲むことができます。

また、ラベルの色は、南仏の豊かな大地の象徴を意味しており、フクロウはローマ神話に登場する女神ミネルヴァの遣いとして描かれ知恵と洞察力の象徴を意味しているのだそうです。 




女神ミネルヴァ 


古代ローマ神話に登場する知恵と芸術の女神です。 

またギリシャ神話に登場するアテーナーと同一視されています。 

女神ミネルヴァは様々な役割と象徴を持っており、知恵だけでは無く他に、思考力、創造力、芸術、工学、音楽、詩、医学、魔術、商業、戦争(戦略的)を持ち合わせています。

女神ミネルヴァの遣いのフクロウについて、哲学者ヘーゲル(ドイツ観念論を代表する哲学者)は「ミネルヴァのフクロウは黄昏に飛び立つ」と述べ、知恵は物事が終わった後に理解されるという言葉を残しているそうです。

なかなか難解な発言ですよね。 

個人的には『知恵は物事が終わった後に理解される』というよりも『ラ・キュベ・ミティークを飲み終わった後に美味しさと共に良い感じに酔ってくる』というのが酒飲みのストレートな感想だったりもします。 

これは哲学とは全く関係がありませんけどね! 




ワインの詳細 


タイプ:ミディアムボディ 

葡萄品種:シラー、カリニャン、グルナッシュ、ムールヴェードル 

おすすめ料理:焼き肉、ハンバーグ、魚の照り焼き・煮つけ、チーズ等 

アルコール度数:13.5 




ワインの説明 


『輝くようなルビーレッドの美しい色合い。はじめに野生のベリーを思わせる果実香が広がり、しだいに胡椒やハーブを感じさせるスパイシーな香りが複雑に絡み合い、やがてもたらされるエレガントな調和。繊細かつまろやかな口当たりに加え、柔らかなタンニンが心地良く、余韻も長く楽しめます。』


 一口飲んでみると、存在感溢れる香りと風味と満足感が舌の上にドッカリと乗ってくるように感じられます。 

おすすめ料理に焼き肉というドッシリとした料理が挙げられていますが、この強い味わいに負けないこのワインの腰と風味と香りと女神ミネルヴァと遣いのフクロウの加護があるように感じてしまいました!

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