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| 真鯛とホタテ貝柱のフィレンツェ風キャセロール |
キャセロールは20世紀初頭にアメリカで発展しました。
冷蔵庫の残り物を活用できるということから『節約料理(第一次世界大戦中の食糧不足時代に定着)』としても活躍しているそうです。
チーズ、トマトソース、クリームソース等、好みに応じてさまざまなアレンジが可能なので、特に家庭料理として人気(1950年代にキャンベル社がスープ缶を使ったレシピを広めたことによって定着)が高いそうです。
ちなみに、キャセロールとはフランス語で『鍋(casserole)』を意味する言葉だそうです。
そして調理に使用した鍋のまま給仕される意味合いもプラスされます。
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| イタリア フィレンツェの風景 |
今回料理に使用しているほうれん草(トスカーナ料理の象徴的な野菜)はフィレンツェの名産品であり、料理に『フィレンツェ風』という名前が付くと具材として使われることが多くなるということです。
この料理はホワイトソースにホタテ貝柱の旨味のジュースをタップリと含ませてあります。
香ばしくソテーした真鯛にソースをトロリと絡めてオーブンで焼き上げました。
材料(2人分)
- 真鯛の切り身・・・2切れ
- ホタテ貝柱・・・6個程度
- ほうれん草・・・8株程度
- ニンニク・・・1片
- 白ワイン・・・60ml
- 生クリーム・・・100ml
- パルミジャーノ・レッジャーノ・・・大さじ4杯
- オリーブオイル・・・20ml
- バター・・・小さじ3杯
- 塩・・・適量 胡椒・・・適量
- 薄力粉・・・適量
代用食品
上記の材料が揃わない場合の代用の食材の一例です。
家にある食材を使って作ってみてください!
なにか新しい発見があるかもしれません!
- 真鯛の切り身の代用:他の白身魚
- ホタテ貝柱の代用:牡蠣
- 生クリームの代用:エバミルク、豆乳
- パルミジャーノ・レッジャーノの代用:粉チーズ
作り方
- ほうれん草は塩を入れた熱湯で茹でて、3センチ程度に切ります。
- フライパンにオリーブオイル、バターを入れて熱し、みじん切りにしたニンニクを入れて焦げないように炒めます。
- 良い香りがしてきたら、帆立貝柱を加え、塩と胡椒を振り、帆立貝柱の両面を炒め、白ワインを加えます。
- ソースが煮詰まってきたら、ほうれん草と生クリームを加え、全体を馴染ませつつ、更に煮詰め、塩と胡椒で味を調整して火を止めます。
- 真鯛の切り身の両面に塩と胡椒を振り、薄力粉をまんべんなくまぶします。
- フライパンにオリーブオイルとバターを入れて熱し、真鯛の切り身を入れて、両面を焼きます。
- 耐熱容器にクリームソースを敷き、鯛の切り身をのせ、残りのソースを入れます。
- その上からすり下ろしたパルミジャーノ・レッジャーノを振りかけ、オーブン(230~250度)で10分程度、焼き色が付くまで焼いて出来上がりです。
食材の旬
- ニンニク:6~8月
- ホタテ貝柱:5~7月
- 真鯛:12~3月
- ほうれん草:11~2月


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