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| キノコのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ |
ニンニクとキノコの旨味と香り、唐辛子のピリリとした辛味がシンプルながらもパスタにからみ、風味豊かな味わいになりました。
ペペロンチーノの正式名称は『スパゲッティ・アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ』となり、南イタリア、特にナポリ周辺で食べられる庶民的な料理です。
アーリオはニンニク、オーリオは油、ペペロンチーノは唐辛子を意味しています。
使う素材は至ってシンプル。
今回はアレンジとして大量のキノコを加えてみました。
ペペロンチーノは、日本のイタリア料理店でよく見かけますよね。
好きな方も多いと思います。
ペペロンチーノは材料も調理法もシンプルなので、本場イタリアでは家庭の味としてよく食べられているそうです。
それだけにイタリアの料理店では、まずこのペペロンチーノはメニューとしてあまり見かけないそうです。
まぁ・・・家で頻繁に食べている料理を、外でも食べようとはあまり思いませんよね。
またイタリアではペペロンチーノは別名『絶望のパスタ』とも言われているそうです。
一説によると、貧困で絶望な状態でも、オリーブオイルとニンニクと赤唐辛子と塩さえあれば何とか作ることが可能パスタということからきているそうです。
要するに「絶望的な状況でも、これなら食べられる!」という、切実でありながらもユーモアとウイットを感じさせるネーミングですよね。
実際にイタリア人も冗談まじりに「今日の晩ごはんは“絶望”かな!」と言ったりすることもあるそうです。
このイタリア料理の名前のユーモラスさは、『プッタネスカ(娼婦風)』や『カルボナーラ(炭火焼き職人風)』といったように生活感や感情を反映した言葉でもあり、イタリアの家庭料理の精神を象徴しているとも言えますね。
ユーモアとウイットとリアリティーが混じり合い、それがネーミングとしての味以外の調味料となっている素敵な文化表現ですよね!
材料(2人分)
- お好きな茸を数種類・・・計200グラム
- 塩・・・適量
- ニンニク・・・1片
- 赤唐辛子・・・1本
- EX・ヴァージン・オリーブオイル(炒め用)・・・60ml
- パスタ・・・140グラム
- EX・ヴァージン・オリーブオイル(仕上げ用)・・・大さじ2杯
代用食品
上記の材料が揃わない場合の代用の食材の一例です。
家にある食材を使って作ってみてください!
なにか新しい発見があるかもしれません!
- EX・ヴァージン・オリーブオイルの代用:普段使っている油
- お好きな茸を数種類:舞茸、椎茸、シメジ、マッシュルーム、ポルチーニ等
作り方
- 舞茸、椎茸、シメジ、マッシュルーム、ポルチーニ等のお好きな茸は食べやすい大きさに切ります。
- フライパンにEX・ヴァージン・オリーブオイルをひいて熱し、ニンニクと赤唐辛子を入れてオイルを作ります。
- 茸を加えて弱火でジックリと炒めていきます。
- 茸がしんなりとしてきたら塩を加えます。
- 茹で上がったパスタ、EX・ヴァージン・オリーブオイルを加えて、よく混ぜ合わせて出来上がりです。
食材の旬
- ニンニク:6~8月
- 唐辛子(辛味種):7~11月

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