クセが無くて至ってシンプル ―ズッキーニで作る麻婆西葫芦(ズッキーニ)のレシピ―

麻婆西葫芦(ズッキーニ)
麻婆西葫芦(ズッキーニ)

ズッキーニは見た目はキュウリ、食感はナスのような感じですが、どちらの野菜とも関係は無く、実際はカボチャの仲間(ウリ目ウリ科カボチャ属)だということです。 

食感がナスのような感じ・・・・・。 

日本で一番有名なナスを使った中華料理というと!? 


・・・・・ ということで、無理矢理な感じでズッキーニを使って『麻婆西葫芦』を作りました。 

単に思いつきと勢いだけで作った料理なので、もちろん中国にも日本にも存在しない料理です。 

麻婆西葫芦のズッキーニを食べてみた感想は、クセが無くって至ってシンプル。 

ナスのようなトロリとした口当たりや旨味は余り感じられませんが、サックリとした柔らかな歯ごたえがあり、噛むとスッキリとした果肉の味わいが口に広がります。 

全体的に軽くサッパリとした感じに仕上がっており、コッテリとしていない分、夏向きの一品だと思いました。 




ズッキーニ 


ズッキーニ
ズッキーニ

まずペポカボチャというのがあります。 


ペポカボチャ
ペポカボチャ

原産地は北アメリカ南部と考えられています。

これが原点となります。 

ヨーロッパには16世紀ごろにカボチャが伝わり、南フランスからイタリアにかけて普及していきます。 

そのカボチャは選抜・改良され19世紀後半のイタリアでズッキーニ(イタリアではズッキーナとも呼ばれていますが、ズッキーニでもズッキーナでもどちらでも通じるそうです)が誕生(本格的に普及が開始したのは20世紀に入ってから)しました。

日本で知られるようになるたのは1980年代からになってからになります。

これはバブル期に流行った『イタ飯ブーム』によりイタリアの食文化がガンガンと入ってきた影響によるものかもしれませんね。 

ちなみにズッキーニは体に免疫力を上げる成分を持ち、夏風邪の予防に良いと言われています。 


そういえばズッキーニには微量のククルビタシンという苦味成分が含まれているのですが、まれに含有量の多い個体があり、これが食中毒発生につながることもありますので注意しましょう! 

例えば、私も苦みの経験があるのですが、食べてみてゴーヤ並の苦みを感じたら即吐き出すのが良いと思います。 




材料(2人分)


  • ズッキーニ・・・2本
  • 豚挽肉・・・80グラム 
  • みじん切りにした生姜・・・少量 
  • みじん切りにしたニンニク・・・少量
  • みじん切りにした長ネギ・・・1/4本 
  • 甜麺醤・・・大さじ0.5杯
  • 豆板醤・・・大さじ0.5杯 
  • 鶏ガラスープ・・・50ml 
  • 中国醤油・・・大さじ0.5杯
  • 紹興酒・・・大さじ0.5杯 
  • 砂糖・・・小さじ1杯 
  • 胡椒・・・少量 
  • 水溶き片栗粉・・・大さじ0.5杯 
  • 酢・・・小さじ0.5杯
  • 胡麻油・・・大さじ1杯 
  • 揚げ油・・・適量 




代用食品 


上記の材料が揃わない場合の代用の食材の一例です。 

家にある食材を使って作ってみてください! 

なにか新しい発見があるかもしれません! 


  • 紹興酒の代用:日本酒、本みりん 
  • 中国醤油の代用:日本の濃い口醤油




作り方 


  1. 乱切りにしたズッキーニを、タップリと油を入れて熱した中華鍋に入れてコンガリと色づくまで揚げて、鍋から取り出します。 
  2. 中華鍋に胡麻油をひいて熱し、豚挽肉を入れて十分に炒めます。 
  3. 甜麺醤を加えて混ぜ合わせ、みじん切りにした生姜とニンニクを加えて香りが出てくるまで炒め、豆板醤を加えて更に炒めます。 
  4. 鶏ガラスープ、醤油、紹興酒、砂糖、胡椒を加えて味を調え、ズッキーニを加えて炒めます。
  5. ズッキーニに味が馴染んできたらみじん切りにした長ネギを加え混ぜ合わせます。 
  6. 水溶き片栗粉を回し入れ、最後に酢を少々垂らして出来上がりです。




食材の旬 


  • 生姜:6~8月(新生姜)、9~11月(根生姜)
  • 長ネギ:12~2月 
  • ニンニク:6~8月 
  • ズッキーニ:6~9月

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