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| 豚バラ肉のケチャップ煮 |
トマトケチャップの酸味で、脂っこい豚バラ肉がサッパリと白ご飯のお供として美味しく食べられます。
白ご飯だけでは無く、割包に挟んで食べても美味しいと思います。
割包
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| 割包 |
割包とは中国で考案(福建省にルーツを持つ料理ですが、現在では台湾で広く親しまれています)された蒸しパンで、それ自体には特徴的な味は付けられておらずフワフワとした食感が特徴的です。
日本でも割包を使った料理があり、代表的なのが長崎県の『角煮まんじゅう』です。
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| 長崎名物 角煮まんじゅう |
江戸時代に長崎で発展した『卓袱(しっぽく)料理』がルーツとなっており、割包に、醤油ベースで甘辛く柔らかく煮込んだ豚の角煮を挟んだものです。
上記の写真のように肉や野菜等を簡単に挟んで食べることができるよう割れ目が入っていて、とても便利な形状となっています。
ちなみに、割包はサンドイッチ用の蒸しパンという位置付けになるのですが、割包によく似たものに『花捲』というものがあり、こちらは主食の蒸しパンという位置付けになっています。
中国料理の付け合わせとして炒め物や煮込み料理と一緒に食べたり、朝食やおやつとして親しまれており、特に上海では屋台での朝食時に食べる定番の一品です。
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| 花捲 |
かなり前の話になりますが、ある中国料理店で、厚めに切ったチャーシューを蜂蜜漬けにしたものを割包に挟んで食べたのですが、口の中で蜂蜜の甘さとチャーシューに染み込んだ塩味が口の中で渾然一体となりました。
最初は強い甘さと塩分の効いた肉の組み合わせは今まで食べたことがなかったので、<合うのかな?>と思ってたのですが、この性格の違う相反する2つの味わいが新たなコクと旨味を生み出して、大変素晴らしい味に変化していたのを今でも思い出します。
蜂蜜漬けのチャーシュー、日本ではあまり見かけない料理ですが中国ではポピュラーな一品なのだそうですね。
材料(2人分)
- 塩・・・適量
- 豚バラブロック・・・100グラム
- 水・・・150ml
- 日本酒・・・150ml
- 砂糖・・・大さじ3.5杯
- 醤油・・・大さじ1.5杯
- トマトケチャップ・・・大さじ1杯
- 絹さや・・・数枚
- 練り芥子・・・少量
代用食品
上記の材料が揃わない場合の代用の食材の一例です。
家にある食材を使って作ってみてください!
なにか新しい発見があるかもしれません!
- 絹さやの代用:スナップエンドウ、サヤインゲン、豆苗、カイワレ大根、クレソン、ミョウガ、大葉
- 練り芥子の代用:ワサビ、ホースラディッシュ、柚子胡椒、フレンチマスタード、粒マスタード
作り方
- 豚バラブロックには予め塩を全体にまんべんなく振って、30分程度寝かせておきます。
- 塩を洗い流して、煮立った湯の中に入れて、表面が白くなるまで茹でます。
- 別の鍋に水、日本酒、砂糖、醤油、トマトケチャップを入れて煮立て、豚バラブロックを入れて煮込んでいきます。
- コトコトと煮込んだら(お好みの柔らかさによって30~60分程度)火を止め、そのまましばらく冷えるまで寝かせてます。
- 豚バラブロックを適当な大きさに切り分け、絹さやと練り芥子を添えてお皿に盛り付けてできあがりです。
食材の旬
- 絹さや:通年(全国で栽培されハウス栽培などもあり一年中手に入ります。)




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