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| サヤインゲンの辛味炒め |
干しエビ、ザーサイ、赤唐辛子、ネギ、生姜の香りと旨味と辛味を生かして効かせた一品です。
メインのサヤインゲンの歯ごたえの良さがたまりません!
干しエビを使っているので、チョッピリとXO醤に似たような風味と味わいのソースになっています。
ちなみにXO醤は、1980年代後半に香港のホテル『ザ・ペニンシュラ香港』の料理長が考案したといわれています。
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| XO醤 |
味は、魚介の濃厚な旨味に唐辛子のピリ辛が効いた深みのある風味が特徴です。
高価な調味料なのですが、これを使うと料理が一気に高級で本格的な味わいになります!
インゲン豆とサヤインゲン
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| サヤインゲン |
まず、インゲン豆とサヤインゲンは同じ植物になります。
食べ方や用途が大きく異なります。
今回はさやごと食べるためにサヤインゲンを使いました。
インゲン豆は南米が原産で、ヨーロッパにはコロンブスの二度目の航海の後に持ち込まれ、中国経由で日本に伝わったそうです。
江戸時代に明からの帰化僧の隠元禅師がもたらしたと言われていて、その名を付けたそうです。
また、関西では一年に三度収穫できることから『三度豆』とも呼ばれています。
調理法としては、主に煮豆、甘納豆、餡などに使われます。
サヤインゲンは北海道から沖縄まで日本中で栽培されています。
政府がまとめた平成30年産の生産量データを見ると、主な産地は千葉県で、年間6180tで最も多く、次いで福島県(3440t)、鹿児島(2850t)と続いています。
調理法としては、主に和え物、炒め物、煮物などに使われます。
ちなみにインゲン豆は完熟した豆(種子)で、さや部分は除いて中の豆だけを食べ、サヤインゲンは未熟な状態(若いさや)で、さやごと食べます。
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| インゲン豆 |
材料(2人分)
- サヤインゲン・・・120グラム
- 干しエビ・・・10グラム
- ザーサイ・・・15グラム
- 赤唐辛子・・・1本
- 長ネギ・・・4センチ
- ショウガ・・・少量
- 中華鍋に敷く油・・・大さじ0.5杯
- 紹興酒・・・大さじ0.5杯
- 中国醤油・・・大さじ1.5杯
- 砂糖・・・少量
- 鶏ガラスープ・・・大さじ1杯
- 胡椒・・・少量
- ごま油・・・少量
- 揚げ油・・・適量
代用食品
上記の材料が揃わない場合の代用の食材の一例です。
家にある食材を使って作ってみてください!
なにか新しい発見があるかもしれません!
- 紹興酒の代用:日本酒、本みりん
- 干しエビの代用:桜エビ、干し貝柱
- ザーサイの代用:高菜漬、メンマ
- ごま油の代用:家に常備している油
- 中国醤油の代用:日本の濃い口醤油
作り方
- サヤインゲンは両端を切り落として、半分に切ります。
- 中華鍋に油をタップリと入れて熱し、サヤインゲンを長めの油通しをしてサヤインゲンの表面がシワっとなってきたら引き上げます。
- 油を空けた中華鍋に、油を敷いて熱し、水で戻して粗みじん切りにした干しエビ、粗みじん切りにしたザーサイ、種を抜いて小口切りにした赤唐辛子、粗みじん切りにした長ネギ、粗みじん切りにした生姜を入れて中火で炒めます。
- サヤインゲンを戻し入れ、紹興酒、中国醤油、砂糖、鶏ガラスープを加えて強火で炒め、最後に胡椒、ごま油を振りかけて出来上がりです。
食材の旬
- サヤインゲン:6~9月




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